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奈落の向こう側
第21章 ここに連れて来られた日からの記憶
弥「衣装代はわかりますがレッスン料とは?」

亮「レッスン料はあなたの技能を
磨くための料金と体への投資です」

弥「体への投資って豊胸手術とか
美容整形とかですか?」

亮「それはオプションで必要だと
思われた時に同意をもとに行われます。
SEX技能の他、エステとかネイルとか
フィットネス、更に料理、着物の着付け、
茶道、華道、習字、パソコンもあります。
全て一流のインストラクターが付きますから
それくらいの料金は当然です」

弥「それを聞くと本当に
返済できるのかが心配です」

亮「そうですか。でもここはあなたの
頑張り次第でそれくらいの金額は
2年もあれば十分に返済可能ですよ」

弥「でも、どういうことをさせられるのか、
覚悟を決めたつもりですがやはり怖いです」

亮「しかし、ご主人が亡くなるよりは
良いでしょう?」

弥「それはもちろんそうです!
主人のいない人生は考えられません」
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