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奈落の向こう側
第21章 ここに連れて来られた日からの記憶
亮「はい、2年はかかると思います。
ま、オプションを受け入れれば
半年くらいは短縮できますが・・・。」

弥「オプション?」

亮「はい、タトゥーとか、妊娠出産とかです。
タトゥーはワンポイントぐらいのものでは
ありません。最低でも背中一面とかの
レベルです」

この言葉で私は震えあがりました。

たとえ機関が短縮できたとしても、
そんなことをしてしまった私を
主人は受け入れないだろうと。
でも、2年も放って置いて
私の帰りを待ってくれるんだろうか
とも思います。それに何人もの男の人と
SEXをした私を許せるでしょうか。
ハッキリ言って自信がありません。

弥「私はあなたが大好きです。
この感情は私がどんなことになっても
変わることは無いでしょう。しかし、
あなたは自分の道を進んでください。
私の事は忘れて下さい」

そう言って泣き崩れた私です。
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