この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
影に抱かれて
第17章 影に抱かれて

口で愛すのは初めてだったが、その行為は数え切れないほどジュールからしてもらっていた。どんな風にするとジュールが悦んでくれるのかは分かっていた。

途端に漏れ出るジュールの吐息……
それを聞くだけでリュヌの心は痺れた。

「うっ……はあっ……リュヌ……」

こんなに愛しているのに……
なぜそれが許されないのだろう?

今この時は悦びでいっぱいの筈なのに、涙があふれ出てしまいそうだ。

そして、口の中でビクビクと跳ねる愛しいそれも、まるで涙を流しているかのように濡れていた。

美しい滴が伝い、リュヌの顔を濡らす。

「はあっ……何……ジュール? 」

「ああっ……ああ……何でもないよ……感じているのさ、君を……君の愛を」

リュヌの心は痛んだ。

ジュールを裏切ってしまおうかと……自分はこんなにも迷っているのに。

/183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ