この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せ
第1章 初めて
残業ばっかりで生きている意味が見いだせなくなり、転職を決めた。
25歳にもなって、未来予想図では結婚しているはずだったのに、何もない。何か探したい、自分の時間も欲しいなぁと思って、普通の会社の事務に転職した。
入ってしばらくは、特にできることもなく、給湯室で整理整頓したりしていた。
ある時、「佐々木さん、もう慣れました?」
初めて話かけてきたのは、彼だった。
聞けば二個上だという爽やかな青年が、そう、これから私人生に欠かせない人になる、田中蓮(れん)。
「なかなか緊張が抜けなくて…
早く仕事覚えてお役に立てるようになりたいです。」
「無理しなくて大丈夫ですよ。これから宜しくお願いします。」
そう言ってコーヒーを入れて去っていった。
それから3ヶ月は特に何もなく、徐々に仕事を覚えて任せてもらえるようになり、充実した日々を過ごしていた。
ある日、正式な配属部署が決まり、異動になった。
ダンボールに荷物をまとめて部屋を移動し、案内された席に着くと、
「こんにちは。これから宜しくお願いします。」
隣の席から田中が声を、かけてきた。
「あ、お隣なんですね!
これからお世話になります。宜しくお願いします。」
また会えたことに少しドキドキしながら、これから一緒に仕事できることに喜びを感じていた。
25歳にもなって、未来予想図では結婚しているはずだったのに、何もない。何か探したい、自分の時間も欲しいなぁと思って、普通の会社の事務に転職した。
入ってしばらくは、特にできることもなく、給湯室で整理整頓したりしていた。
ある時、「佐々木さん、もう慣れました?」
初めて話かけてきたのは、彼だった。
聞けば二個上だという爽やかな青年が、そう、これから私人生に欠かせない人になる、田中蓮(れん)。
「なかなか緊張が抜けなくて…
早く仕事覚えてお役に立てるようになりたいです。」
「無理しなくて大丈夫ですよ。これから宜しくお願いします。」
そう言ってコーヒーを入れて去っていった。
それから3ヶ月は特に何もなく、徐々に仕事を覚えて任せてもらえるようになり、充実した日々を過ごしていた。
ある日、正式な配属部署が決まり、異動になった。
ダンボールに荷物をまとめて部屋を移動し、案内された席に着くと、
「こんにちは。これから宜しくお願いします。」
隣の席から田中が声を、かけてきた。
「あ、お隣なんですね!
これからお世話になります。宜しくお願いします。」
また会えたことに少しドキドキしながら、これから一緒に仕事できることに喜びを感じていた。