この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第3章 第3章
「がんばってね。上手くいくといいね」

桃香のひきつった笑顔に、芽衣は「ありがとう、応援してね」と笑って言った。

一馬は私を選んだ

「俺も前から気になってたんだ。よろしくな」

くりっとした目元で愛嬌のある桃香ではなく、私が好きだった
だからなにも悪くない
ずるくなんかない

「うまかったー。そろそろ行く?」

「うん」

一馬の後についてレジカウンターに向かうと、周囲の囁きが耳に入ってきた。

「見て、見て。藤村一馬さんよ」

「いいなーあの人、藤村先輩と付き合えて」

「もうバスケやる姿が見られなくなるなんて寂しすぎる……」

羨望と嫉妬の視線を受けながら、芽衣は胸を張って歩く。以前は尻込みしていた周囲の反応が、今では当然の事で、誇らしささえ感じる。

私、これから彼の部屋に行くの
それから……

「芽衣、行こう」

「うん」

それから
私達は抱き合う……

あなた達の知らない彼を知ってる
私だけが知ってるの








/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ