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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第3章 早乙女邸で‥



「これで表面上は別人、後は本社じゃないと出来ないがね」


「さっきのセキュリティー?」


「そう、指紋登録が必要だし、社員証は本社で作るから、こっそり借りて中のデーターを書き換えなければならない…
後、ニューヨーク支社から、本社の人事課に回さないといけないしね」


そうだ、今のところ私のデーターは、ニューヨーク支社止まりって事になってる…
それを少し変えて、倉原美紀で入社に持っていく。


やっぱり紀永、やるとなったら隙が無い。



「ニューヨーク支社で引き抜きで良いかい?」


「うん、話は合わせるから」


「じゃ、ニューヨーク支社で面接と能力テストは済んでる事にして、卒業帰国後の10月からに…
それが一番無難なラインだろう」


「ありがとう紀永・・・」


一段落付いた、紀永に抱き付くっ!



「おっと!
まあ‥美紀の頑固さに負けたというところだね…
何時の間に、こんな事を考えていたんだい?」


「・・米国に居る内に…」


ヒントはオリバーさん…
偽名で潜入捜査って聞いて、この住民票を思い出した。


それをオリバーさんに話したら、色々と手段を教えてくれた…
ただオリバーさん場合、国家ぐるみだから、そこまで参考にはなからなったけど、元にはなったかな?


何かあったら困ると、住民票を2通取っていて良かったよ…
今はもう取れない物、倉原じゃ無い‥私は早乙女美紀‥正式にそうなる事を私は選んだ。


ずっと紀永と一緒に居る為に、私はそう選択したんだもん‥後悔は無いよ・・・



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