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孫娘みーちゃんとの日々
第12章 みーちゃん月の女神になる
みーちゃんはお口を一文字に結んでおめめを光らせて言った。
「グリズリィだけの足は二本よ。でも、みーちゃんの足をたしたら四本。マミーとダディの足を全部たすと八本よ。皆であんたの足になってあげるわよ」
「えー、み、みーちゃん・・うえ・・」
「一本駄目でも三本、七本あるのよあんたの足は」
「みーちゃん、ありがとう。こんなことを言ってくれる人が、あんたに居るなんて凄く幸せ」とマミーは涙を流してみーちゃんの手を握った。ダディはこのようなことをさらーと言うことに吃驚した。何とも感動してみーちゃんを見ると逆光の中に後光が差して見えた。
「グリズリィ、足直して、自分の足でみーをデートに誘いに来てね。それまでお預けですよ」と片目をつぶってみせた。
「みーちゃん、みーちゃん、ああ、ありがとう。頑張るきっと歩いて迎えに行くよみーちゃん」
「じゃ、頑張れ。みーは帰るぞ」とグリズリィに手を振って、両親に頭をぺこりと下げて帰っていった。病室ではグリズリィがわんわん泣いてその声が響いた。
「ところで、ぐり、グリズリィって何。何のこと」とマミーが言ったら、グリズリィは自分を指さして、「俺の事、みーちゃんがつけたあだなー」と言って尚も泣いた。
「女神さんみたいな女の子だなー」とダディがポツリと言った。
『ムーンストーンのうさぎさん』から『月の女神さん』になったみーちゃんでした。
「グリズリィだけの足は二本よ。でも、みーちゃんの足をたしたら四本。マミーとダディの足を全部たすと八本よ。皆であんたの足になってあげるわよ」
「えー、み、みーちゃん・・うえ・・」
「一本駄目でも三本、七本あるのよあんたの足は」
「みーちゃん、ありがとう。こんなことを言ってくれる人が、あんたに居るなんて凄く幸せ」とマミーは涙を流してみーちゃんの手を握った。ダディはこのようなことをさらーと言うことに吃驚した。何とも感動してみーちゃんを見ると逆光の中に後光が差して見えた。
「グリズリィ、足直して、自分の足でみーをデートに誘いに来てね。それまでお預けですよ」と片目をつぶってみせた。
「みーちゃん、みーちゃん、ああ、ありがとう。頑張るきっと歩いて迎えに行くよみーちゃん」
「じゃ、頑張れ。みーは帰るぞ」とグリズリィに手を振って、両親に頭をぺこりと下げて帰っていった。病室ではグリズリィがわんわん泣いてその声が響いた。
「ところで、ぐり、グリズリィって何。何のこと」とマミーが言ったら、グリズリィは自分を指さして、「俺の事、みーちゃんがつけたあだなー」と言って尚も泣いた。
「女神さんみたいな女の子だなー」とダディがポツリと言った。
『ムーンストーンのうさぎさん』から『月の女神さん』になったみーちゃんでした。