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郁と悠(もうひとつの物語)
第5章 寝取られ
「あたしに会いたければ…そのお店にいるよ」
「ホントに?」
「あたしの写真と、匂いが付いた下着があるよ…」
郁はそう言って、僕の頬を軽く叩きました。しかし、その顔はいつもの優しい郁でした。

「悠と結婚するから、あたしと別れて!」
「結婚?悠は学生だよね?」
「だから、あたしがフルタイムで働く…あたしが悠を養うから」
郁は真剣な顔で話していました。僕は郁に言いました。

「じゃあ悠と結婚して、僕と付き合う?」
「バカじゃない?そんなことできない!」
「じゃあ、僕は郁と別れない!」
目の前の郁のあそこから、精液が垂れていました。僕はその姿に欲情していました。僕は郁が僕以外の男と乱れる姿を、この目で見たくて仕方ありませんでした。嫉妬よりも愛する妻の痴態を見ることが、その時の僕の一番の望みでした…。

「悠は知ってるの?」
「何を?」
「僕がすべてを知ってること…」
「そんなの、言うわけないじゃない!」
さすがにそんなことを、悠に言えるわけはありません。郁と悠は肉体関係になっていましたが、まだ社会的に幼い悠は、それを不倫とも思っていませんでした。悠からすれば僕に内緒の、郁との恋人関係でした。

「僕は郁と別れたくないよ…」
「…」
「それに悠の両親が結婚を認めるかな?」
当たり前ですがまだ二十歳になったばかりの大学生の息子に、いきなり8才も年上の人妻と結婚など、両親が認めるわけはないでしょう。郁も恋に落ちていても、そこは理解していました。

「しばらく悠と同棲したら?」
郁は少しの間無言になり、そして小さな声で僕に尋ねました。

「…どうやって?」
「僕を長期出張にすれば…」
悠は僕の顔を知りません。これまでメールのやり取りなどで、僕のことを知りたがっていましたが、郁は肝心な僕の写真は見せませんでした。

「…そんなこと、できる?」
「悠は今、郁に夢中だけど…若い女が好きになるかもしれないよ」
「…」
「それ今すぐ、結婚なんてできないよね?」
郁は冷静になり、現実を理解しました。僕は翌週から長期出張に行くことにして、郁は悠の部屋で夜を過ごすことになりました。ただし週1回はマンションに戻り、僕に顔を見せる約束でした。そして悠には真相を話されない、それがふたりの約束でした。
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