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郁と悠(もうひとつの物語)
第1章 告白
『まだセックス中?』
赤裸々な悠のメッセージでした。少し恥ずかしい顔をして、郁が僕に訊ねました。
「返信していい?」
「うん、いいよ…」
嬉しそうな笑顔で郁はスマホを持ちました。そして画面を見ると僕に振り返りました。
「いつもみたいに打つから、びっくりしないでねw」
僕の返事を末までもなく、郁は指を動かし始めました。
『ところで弟、あしたヒマ?』
すぐ既読が付き、返事がきました。
『ヒマヒマヒマ!』
可愛らしいスタンプも一緒でした。
『ヒマなら姉に付き合う?』
『付き合います!』
すぐに既読、返事がきました。郁は僕の顔を見ていました。僕が頷くと、時間と場所を打ち郁と悠のデートが決まりました。
「あした…悠とセックスしてくるね」
「うん…」
そして僕たちはまた、セックスを始めました…。
朝方近くまで抱き合った疲れで、僕は熟睡していました。そしてやっと10時過ぎに目を覚ますと、郁は出かける準備を整えていました。
「おはよっ!」
爽やかな笑顔を僕に向け、郁は僕の食事を用意していました。悠との約束の時間は11時、そして夜まで郁は帰って来ません。僕は郁と同じく、もう迷うことはなくなっていました。
「もう出る?」
「うん、行ってくる!」
笑顔のまま、郁は元気よく返事をしました。よく見るとセミロングの髪はきれいにウェーブがかかっています。落ち着いたメイクに整え、ネイビーブルーのシックなワンピースを着ていました。どこから見ても郁は清楚な若い人妻に見えました。
「郁、綺麗だよ…」
「ホント?ありがとっ!」
僕に抱きつき軽くキスをすると、郁は腕時計に目をやりました。それは結婚記念にお互いが送ったお揃いの時計でした。
「いってらっしゃい」
「はい、いってきます」
もう一度キスすると郁は玄関に向かいました。そして白いダウンコートを羽織ると、僕とのデートでよく使ったショルダーバッグを肩に掛けました。
「ちゃんと報告するから…待ってて」
そして郁は振り返らず、ドアを開けて出かけて行きました。
赤裸々な悠のメッセージでした。少し恥ずかしい顔をして、郁が僕に訊ねました。
「返信していい?」
「うん、いいよ…」
嬉しそうな笑顔で郁はスマホを持ちました。そして画面を見ると僕に振り返りました。
「いつもみたいに打つから、びっくりしないでねw」
僕の返事を末までもなく、郁は指を動かし始めました。
『ところで弟、あしたヒマ?』
すぐ既読が付き、返事がきました。
『ヒマヒマヒマ!』
可愛らしいスタンプも一緒でした。
『ヒマなら姉に付き合う?』
『付き合います!』
すぐに既読、返事がきました。郁は僕の顔を見ていました。僕が頷くと、時間と場所を打ち郁と悠のデートが決まりました。
「あした…悠とセックスしてくるね」
「うん…」
そして僕たちはまた、セックスを始めました…。
朝方近くまで抱き合った疲れで、僕は熟睡していました。そしてやっと10時過ぎに目を覚ますと、郁は出かける準備を整えていました。
「おはよっ!」
爽やかな笑顔を僕に向け、郁は僕の食事を用意していました。悠との約束の時間は11時、そして夜まで郁は帰って来ません。僕は郁と同じく、もう迷うことはなくなっていました。
「もう出る?」
「うん、行ってくる!」
笑顔のまま、郁は元気よく返事をしました。よく見るとセミロングの髪はきれいにウェーブがかかっています。落ち着いたメイクに整え、ネイビーブルーのシックなワンピースを着ていました。どこから見ても郁は清楚な若い人妻に見えました。
「郁、綺麗だよ…」
「ホント?ありがとっ!」
僕に抱きつき軽くキスをすると、郁は腕時計に目をやりました。それは結婚記念にお互いが送ったお揃いの時計でした。
「いってらっしゃい」
「はい、いってきます」
もう一度キスすると郁は玄関に向かいました。そして白いダウンコートを羽織ると、僕とのデートでよく使ったショルダーバッグを肩に掛けました。
「ちゃんと報告するから…待ってて」
そして郁は振り返らず、ドアを開けて出かけて行きました。