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第8章 glace

「いらっしゃいませ、ご主人様」

マニュアル通り言うと、「やべー！ お前の彼女めっちゃ可愛い！」「こんにちは！ ずっと俺らこいつにのろけられてたんで、今日楽しみにしてたんですよ」「年上いいなー」「俺も早く高校いきてー」

賑やかなテーブルに、ほほえましくなる。
俊太が落ち着いているから、年齢差も意識したことがなかったけど、まだまだ子供みたいで当然だよね……ふふっと笑って俊太を見ると、困ったような笑顔で

「すげー、似合ってます」

と言った。
まわりがまた盛り上がる。

「俺ら、適当にうまいもん食べてくるんで、休憩とかできたら俊太にかまってやってくださいね」「そうそう！ 俺らも綺麗なお姉さん見つけに行かなきゃな～」「あ、俺、このバンドとこのダンス見にいきてー」