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ズルい彼
第2章 変わる関係
「…じゃあ、優太が温めてよ。ちゃんと抱いてよ。」
私は気づいたらまた涙が溢れていた。
泣けばいいと思って、優太はそんな顔をしていた。
「だから、俺は麻耶のこと…。」
「じゃあ、なんであんなに『俺のこと好き?』って聞いてきたの?」
「それは…。」
「俺のこと、好きでいてほしかったからなんじゃないの?優太ズルいよ。私には自分を好きでいてほしいくせに、自分は求めてないんだもん。」
「…じゃあ、どうすれば良いんだよ。麻耶とヤれってこと?俺が彼氏になればいいの?それで気が済むわけ?」
「そんな、仕方なくなんてなってほしくない。もう良い…。」
私は、そのまま走って、洗面所に向かった。
服を脱ぎ、シャワーを浴びて浴槽の湯船に浸かる。
せっかく、優太が心配してくれていたのに、自分の発言でいろんなことを台無しにしてしまった。
わかってる。
この一月、色々考えた。
彼は思春期の性欲に抗えなくて、私に手を出した。
高校生の性欲は凄まじいと、菜奈のお姉さんもこんこんと説明していた。
気をつけなさいねって。
わかっていたのに、
わかっていたのに、利用したのは私なのに。
それでも、悲しくて涙が止まらない。
好きなの…
ただ、優太が好きなの。
私は気づいたらまた涙が溢れていた。
泣けばいいと思って、優太はそんな顔をしていた。
「だから、俺は麻耶のこと…。」
「じゃあ、なんであんなに『俺のこと好き?』って聞いてきたの?」
「それは…。」
「俺のこと、好きでいてほしかったからなんじゃないの?優太ズルいよ。私には自分を好きでいてほしいくせに、自分は求めてないんだもん。」
「…じゃあ、どうすれば良いんだよ。麻耶とヤれってこと?俺が彼氏になればいいの?それで気が済むわけ?」
「そんな、仕方なくなんてなってほしくない。もう良い…。」
私は、そのまま走って、洗面所に向かった。
服を脱ぎ、シャワーを浴びて浴槽の湯船に浸かる。
せっかく、優太が心配してくれていたのに、自分の発言でいろんなことを台無しにしてしまった。
わかってる。
この一月、色々考えた。
彼は思春期の性欲に抗えなくて、私に手を出した。
高校生の性欲は凄まじいと、菜奈のお姉さんもこんこんと説明していた。
気をつけなさいねって。
わかっていたのに、
わかっていたのに、利用したのは私なのに。
それでも、悲しくて涙が止まらない。
好きなの…
ただ、優太が好きなの。