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第2章 変わる関係

でも、終わらせなくちゃ


時間はかかるかもしれないけど、側にいたいのは本当だし、これ以上彼を苦しめたくない。


お互いに思春期のもつれ、若気の至り、そんな風にすべてを誤魔化してこれからもそばにいれば良い。


ゆっくり湯船で体を温めて、シャワーを浴びて体を洗う。


もう一度、湯船に浸かって、深呼吸を繰り返した。


簡単ではないかもしれないけど、そうやって気持ちを整理しよう。



お風呂から上がる頃には、気持ちをそこまで持っていくことが出来た。


着替えて、リビングに行く前に優太に謝るセリフを考える。


いつも、自分の気持ちばっかり押し付けてごめんって。


これからもそばにいてほしいって。


泣きそうになるのをグッと堪える。


押し付けるだけが、愛じゃない。