この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ズルい彼
第2章 変わる関係
啄むような、キスを繰り返してそっと唇が離れる。


「…麻耶が本当に可愛く見える。でもこれが好きなのかというと、正直よくわからない。」

「他の女子と同じってこと?」

「…。」優太は何も答えないけど、切なそうな瞳でこちらを見る。伏せる睫毛が長くて綺麗だ。

どっちだよ…。と、思いつつも

それでも、キスしてもらえて嬉しいと感じてしまう。私もなかなかだ。

「違うな、他の女子と。だって、麻耶だよ?あの時から、麻耶はずっと可愛く見えるんだ。誰よりも。」

優太は、はぁーっと深いため息をつきながらぎゅっと抱きしめる。

「言ってること無茶苦茶だよ優太。」
ハハっと笑う。


それはもう、私のことが好きなんじゃないの?って言いたくなる。


優太はこの前から、言ってることが無茶苦茶だ。


大切だから付き合わないし、深くならないといいながらこうやってキスしたり抱きしめてくる。


菜奈が言うように優太も、わかっていないのかもしれない。


でも、ただの性欲のはけ口なのかもしれない。


優太にとって一番はバスケ。体育館で部活をする優太をみればどれだけ真剣に向き合っているかわかる。


向き合ってるから、うまくいかないストレスとか発散したい場所を探すことも。


「…麻耶に沢山触れたい。でも、きっとこの関係に戻れなくなる。それは嫌だ。ずっと麻耶のそばにいたい。無茶苦茶だよ、好きになるかわからないのに、麻耶とは最後までしたい。ごめんホント、俺はズルいから。」


今にも泣きそうな優太。こんなに大きいのに、なんだか幼稚園児のようだ。



「…正直すぎだよ。」

「麻耶がさっき本音でぶつかってきたからだろ。これが本音。俺、こんなクズだったっけ。」
/25ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ