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ズルい彼
第2章 変わる関係
そんな風に、泣きそうに言われたらもう何も言えないよ。


身体張って、最初に誘ったのは私だもん。


私は、優太の両肩に手をおいて、足のつま先を上げる。



屈むようにこちらを見ていた優太に、優しくキスをした。


驚いた顔をした彼を見て、ニッコリと笑い



「私の全部、優太にあげるよ。後悔はしない、私が自分の意志で決めたことだから。」と、言った。


「…麻耶は凄いな。俺にはそんな勇気がない。でも、ほしい。俺に…くれる?」



「あげるよ、優太と出会ってからずっと好きだから。」

「…麻耶。」



それから、私たちはお互いに顔を近づけてゆっくりキスをした。


最初は優しく、何度も触れ合うキスをして、少しずつ舌を絡めて激しくなっていく。


「…んっ、優太っ。」

ヌルヌルと優太の舌が私の口の中を這う。
歯茎を舐め回して、そして舌を絡める。

クチュ、クチュ…はぁっはぁっ


お互いの唾液が混ざり合って、呼吸も苦しい。


私は優太の首の後ろに手を回して、お互いに貪り合うように激しいキスをした。





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