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ズルい彼
第2章 変わる関係
「ちょっと、ちゃんと見てなかったからビビったわ~!優太のもの借りたの?」
「雨でびしょ濡れになって歩いてたら、後ろから来た優太が慌てて家に入れてお風呂貸してくれたんです。隣だからいいって断ったんですけど。」
「ま、ほっとけなかったんでしょ!アイツそういうとこ優しいよね昔から!に、してもブカブカだし、Tシャツ素肌透けちゃってるから、これ全部着替えて降りておいで!あ、パンツとシャツはこれ新品だから大丈夫〜!」
と、ウインクして佳織さんは颯爽と部屋を出ていった。
そして下の階から
「アタシのもの貸してやりゃー良いでしょ!アンタ慌てすぎ〜!」と、ゲラゲラ笑う声が聞こえてくる。
さっきは全然気づかなかったけど、部屋にある全身鏡で自分を見るとTシャツは結構透けていたし、ハーフパンツは今にもずり落ちそうになっていた。
え!こんな格好して優太の隣にいたの!?
と、驚きつつ、佳織さんが高校生時代に着ていたであろうクラスTシャツと、ジャージのハーフパンツを履く。
佳織さんはモデルにスカウトされるほど、背が高くてスタイルがいいので、この服でもモテモテだったんだろうなぁ~と、鏡に映る芋っぽい自分と比べて落ち込みつつ
「麻耶〜、焼けたよ~!」と、いう優太の声であわてて
「今行く〜!」と、声をかけて階段を下りる。
その後は、3人で美味しくご飯を食べた。
10時頃、戻れないと話していた優太のお母さんがなんとか帰宅し、私は佳織さんの服をそのまま借りて家に戻るため、玄関へ向かう。
玄関で濡れた靴を履くのを戸惑っていると
「あ、俺のサンダル履いていけばいいじゃん。」と、優太がサンダルを貸してくれた。
そういうとこが優しい。
「雨でびしょ濡れになって歩いてたら、後ろから来た優太が慌てて家に入れてお風呂貸してくれたんです。隣だからいいって断ったんですけど。」
「ま、ほっとけなかったんでしょ!アイツそういうとこ優しいよね昔から!に、してもブカブカだし、Tシャツ素肌透けちゃってるから、これ全部着替えて降りておいで!あ、パンツとシャツはこれ新品だから大丈夫〜!」
と、ウインクして佳織さんは颯爽と部屋を出ていった。
そして下の階から
「アタシのもの貸してやりゃー良いでしょ!アンタ慌てすぎ〜!」と、ゲラゲラ笑う声が聞こえてくる。
さっきは全然気づかなかったけど、部屋にある全身鏡で自分を見るとTシャツは結構透けていたし、ハーフパンツは今にもずり落ちそうになっていた。
え!こんな格好して優太の隣にいたの!?
と、驚きつつ、佳織さんが高校生時代に着ていたであろうクラスTシャツと、ジャージのハーフパンツを履く。
佳織さんはモデルにスカウトされるほど、背が高くてスタイルがいいので、この服でもモテモテだったんだろうなぁ~と、鏡に映る芋っぽい自分と比べて落ち込みつつ
「麻耶〜、焼けたよ~!」と、いう優太の声であわてて
「今行く〜!」と、声をかけて階段を下りる。
その後は、3人で美味しくご飯を食べた。
10時頃、戻れないと話していた優太のお母さんがなんとか帰宅し、私は佳織さんの服をそのまま借りて家に戻るため、玄関へ向かう。
玄関で濡れた靴を履くのを戸惑っていると
「あ、俺のサンダル履いていけばいいじゃん。」と、優太がサンダルを貸してくれた。
そういうとこが優しい。