この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ズルい彼
第1章 幼馴染の優太
何度も舌を絡ませてくるけど、初めてのことでよくわからず上手く呼吸もできない。
それに気付いた優太が唇を離す。
涙なのか汗なのかわからないし、呼吸も絶え絶えで今自分がどんな顔をしているのかわからない。
はぁっ、はぁっと荒く呼吸をしながら優太をみると
明らかに
やっちまった。という顔をしている。
「ちょっとふざけようとしただけなのに…。」
はぁーと、手のひらを額に当ててため息を突く。
瞬間に、ヒュっと冷たい風が喉を通るような感覚を覚えて
「え、優太私のこと好きじゃないの?」と聞く。
優太はゆっくりと私の顔を見てから、少し申し訳無さそうに
「好きだよ。でも、一緒にいすぎて、ドキドキとかじゃなくてもう家族みたいな感じ。」
「…え。」
心臓がえぐられるかと思うような衝撃と、先程とはぜんぜん違う電圧のドーンという雷を頭から落とされたようだった。
確かに…優太は私を女として見てなかった気がする。
一人の友だちとして、家族して振る舞っていた気がする。
でも、私は優太が好きだったから
そのフィルターがかかっていたから、実際に理解してなかった。
それに気付いた優太が唇を離す。
涙なのか汗なのかわからないし、呼吸も絶え絶えで今自分がどんな顔をしているのかわからない。
はぁっ、はぁっと荒く呼吸をしながら優太をみると
明らかに
やっちまった。という顔をしている。
「ちょっとふざけようとしただけなのに…。」
はぁーと、手のひらを額に当ててため息を突く。
瞬間に、ヒュっと冷たい風が喉を通るような感覚を覚えて
「え、優太私のこと好きじゃないの?」と聞く。
優太はゆっくりと私の顔を見てから、少し申し訳無さそうに
「好きだよ。でも、一緒にいすぎて、ドキドキとかじゃなくてもう家族みたいな感じ。」
「…え。」
心臓がえぐられるかと思うような衝撃と、先程とはぜんぜん違う電圧のドーンという雷を頭から落とされたようだった。
確かに…優太は私を女として見てなかった気がする。
一人の友だちとして、家族して振る舞っていた気がする。
でも、私は優太が好きだったから
そのフィルターがかかっていたから、実際に理解してなかった。