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ズルい彼
第1章 幼馴染の優太
「なのに、麻耶、どんどん俺にくっついてくるし…、薄着で胸元見せてくるし、男なら我慢できない…。こんなこと麻耶にしたくなかった。麻耶のせいだよ…。」
麻耶のせいだよ
麻耶のせいだよ
麻耶のせいだよ
脳内にそれが響き渡る。
「いやいやいや!!私は確かにアピールしたけども!!」
ここでやっといつもの自分が戻ってきた。
「麻耶エロすぎ。」
顔を真赤にしながら、こちらを見てくる優太。
脈ありなの?
脈なしなの?
「え?どっち?」
そういった瞬間、下の階から
「ただいま〜!まやと優太帰ってきてるの〜?」と、母の声が聞こえた。
ヤバい!!2人で顔を見合わせて、はだけていた服を急いで整える。
階段を登る音が聞こえたので、急いで自室の扉を開けて
「あ〜、優太今日は晩御飯食べずに帰るって!」と、笑顔で母に伝える。
そして、扉を閉めたあと
「で?どうすんの?」と、優太に聞く。
優太はもはや何事もなかったかのように床に寝転んで、スマホをイジっている。
「なにが?」と、普通に返してきた。
「え?」
「え?」
お互いに顔を見合わせる。
「遊びだろ?麻耶も他のやつとこういうことしてるんじゃないの?」
と、なんとも鬼畜な発言をしてきた。
ショックよりも、怒りが込み上げてくる。
「俺は、麻耶と幼馴染以上になる気はないよ。関係壊れたら嫌だもん。ずっと側にいたいし。」
「側にいたいと言うくせに、これ以上深い関係になるのは嫌だと…。」
「だってそうじゃん。それに、付き合うって面倒くさいよ。高1の時に3年と付き合ったけど、束縛されてキツかったし。俺もっと遊びたいし、バスケが一番だからさ。」
衝撃だった。
え?彼女いたの?しかも先輩?誰?
いたのに、私が散々絡んだりしても拒絶もせずいつも通りしてたわけ?
自分が思っていた以上に、この男が女に対してだらしないということを知り、更にいつもそばにいる自分に対してもそれは変わらない。
「…かえって。」
「ん?」
「今すぐ帰りなさいよ!変態クソ野郎!!」
「…えー。誘ってきたお前が言うか?さっきまであんなに可愛かったのに。」
麻耶のせいだよ
麻耶のせいだよ
麻耶のせいだよ
脳内にそれが響き渡る。
「いやいやいや!!私は確かにアピールしたけども!!」
ここでやっといつもの自分が戻ってきた。
「麻耶エロすぎ。」
顔を真赤にしながら、こちらを見てくる優太。
脈ありなの?
脈なしなの?
「え?どっち?」
そういった瞬間、下の階から
「ただいま〜!まやと優太帰ってきてるの〜?」と、母の声が聞こえた。
ヤバい!!2人で顔を見合わせて、はだけていた服を急いで整える。
階段を登る音が聞こえたので、急いで自室の扉を開けて
「あ〜、優太今日は晩御飯食べずに帰るって!」と、笑顔で母に伝える。
そして、扉を閉めたあと
「で?どうすんの?」と、優太に聞く。
優太はもはや何事もなかったかのように床に寝転んで、スマホをイジっている。
「なにが?」と、普通に返してきた。
「え?」
「え?」
お互いに顔を見合わせる。
「遊びだろ?麻耶も他のやつとこういうことしてるんじゃないの?」
と、なんとも鬼畜な発言をしてきた。
ショックよりも、怒りが込み上げてくる。
「俺は、麻耶と幼馴染以上になる気はないよ。関係壊れたら嫌だもん。ずっと側にいたいし。」
「側にいたいと言うくせに、これ以上深い関係になるのは嫌だと…。」
「だってそうじゃん。それに、付き合うって面倒くさいよ。高1の時に3年と付き合ったけど、束縛されてキツかったし。俺もっと遊びたいし、バスケが一番だからさ。」
衝撃だった。
え?彼女いたの?しかも先輩?誰?
いたのに、私が散々絡んだりしても拒絶もせずいつも通りしてたわけ?
自分が思っていた以上に、この男が女に対してだらしないということを知り、更にいつもそばにいる自分に対してもそれは変わらない。
「…かえって。」
「ん?」
「今すぐ帰りなさいよ!変態クソ野郎!!」
「…えー。誘ってきたお前が言うか?さっきまであんなに可愛かったのに。」