この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ズルい彼
第1章 幼馴染の優太
「なのに、麻耶、どんどん俺にくっついてくるし…、薄着で胸元見せてくるし、男なら我慢できない…。こんなこと麻耶にしたくなかった。麻耶のせいだよ…。」


麻耶のせいだよ


麻耶のせいだよ


麻耶のせいだよ


脳内にそれが響き渡る。




「いやいやいや!!私は確かにアピールしたけども!!」

ここでやっといつもの自分が戻ってきた。

「麻耶エロすぎ。」

顔を真赤にしながら、こちらを見てくる優太。


脈ありなの?


脈なしなの?


「え?どっち?」


そういった瞬間、下の階から


「ただいま〜!まやと優太帰ってきてるの〜?」と、母の声が聞こえた。


ヤバい!!2人で顔を見合わせて、はだけていた服を急いで整える。


階段を登る音が聞こえたので、急いで自室の扉を開けて


「あ〜、優太今日は晩御飯食べずに帰るって!」と、笑顔で母に伝える。


そして、扉を閉めたあと


「で?どうすんの?」と、優太に聞く。


優太はもはや何事もなかったかのように床に寝転んで、スマホをイジっている。


「なにが?」と、普通に返してきた。



「え?」


「え?」


お互いに顔を見合わせる。


「遊びだろ?麻耶も他のやつとこういうことしてるんじゃないの?」

と、なんとも鬼畜な発言をしてきた。


ショックよりも、怒りが込み上げてくる。


「俺は、麻耶と幼馴染以上になる気はないよ。関係壊れたら嫌だもん。ずっと側にいたいし。」


「側にいたいと言うくせに、これ以上深い関係になるのは嫌だと…。」


「だってそうじゃん。それに、付き合うって面倒くさいよ。高1の時に3年と付き合ったけど、束縛されてキツかったし。俺もっと遊びたいし、バスケが一番だからさ。」


衝撃だった。


え?彼女いたの?しかも先輩?誰?


いたのに、私が散々絡んだりしても拒絶もせずいつも通りしてたわけ?


自分が思っていた以上に、この男が女に対してだらしないということを知り、更にいつもそばにいる自分に対してもそれは変わらない。


「…かえって。」


「ん?」

 
「今すぐ帰りなさいよ!変態クソ野郎!!」


「…えー。誘ってきたお前が言うか?さっきまであんなに可愛かったのに。」

/25ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ