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エリート妻色情飼育
第7章 第二部 企み 第六章 社長室
幸造が行きつけの高級バーで知り合った女等を連れてくるからだ。
気に入った女は愛人として囲い、性格や態度が悪かったりした女は大金を出してクビにした。

幸造の愛人は何人もいたが、それも一年もしない内に多額の手切れ金を渡し常時入れ替えているのだった。

勿論、事務系の男の秘書は数人別な社屋にいるのだが、身の回りの世話やお茶くみ等は飲み屋上がりの女で用は足りるので趣味として雇っている。

各地の支店等に飛びまわって忙しい幸造にとって、本社の社長室にいる間こそ安らぎの時なのであった。

しかし裕子だけは五年前にまともに入社した才媛で、美しく品のある顔やプロポーションは社内でも群を抜いていた。
有能な秘書である裕子だけには、幸造は大事な情報管理の仕事を常に任せている。

六十を越えて尚、精力絶倫の男は全国に君臨する秋元薬局の総帥である。
唯一の趣味である女に関しては飽きる事を知らず、暇を見つけては新しい女を漁っていた。

「何しとんのや、早よ入らんかいな・・・」
一代で叩き上げた男の関西弁は迫力があった。

小さな薬屋から身を起こし、中途半端な薬局やスーパーを踏み潰すようにのし上がってきたのだった。

「はいはい・・今行きますよ・・・」
面倒臭そうな声を出しながら専務の悟が入っていく。

そのスマートな容姿は自信にみなぎり、ニヒルな表情と共に女性社員の憧れの的である。
しかし三十を越える年になっても未だ独身で、仕事一筋といった感じであった。

父親である社長の女遊びに時折、付合う程度で浮いた噂は聞かれない。
裕子も美しい瞳を潤ませながら、その後ろ姿を見送るのであった。

「この子、どうや・・・?」
幸造は大ぶりで重厚なマホガニーの机の上に、固い表紙の物を投げつけるように置いた。

何時もいきなり本題に入る。
悟は苦笑しながら手に取った。

化粧と汗の混じる息苦しい匂いが部屋に充満していた。
スキンヘッドに脂汗を滲ませながら、それでもスッキリした表情で一人息子の悟を見る幸造であった。

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