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エリート妻色情飼育
第18章 第十六章 ティータイム
春香も最近になってようやく慣れてきた職場で、今日は羽を伸ばせそうな気がしていた。

午後三時に近くなる頃、役員の旅費精算が一段落した裕子は軽く伸びをしながら言った。

※※※※※※※※※※※※※※※

「うーん・・・やっと終わったわ。
ねえ、佐山さん、お茶にしない・・・?」

「うわぁ・・嬉しいっ・・・」

二人はイソイソと給湯室から食器を運び、美味しそうなお菓子を並べてお茶の用意をした。
普段は社長に会いに来た社員や来客が使うソファーを占領して、女達はささやかな紅茶パーティーを開くのだった。

春香が入社して暫らくして慣れてきた頃に、裕子から提案された楽しいひと時は恒例の時間として数ヶ月、続いていた。

「あぁ、ラヴェンダーの良い匂い・・・」

春香は何時も裕子が入れてくれる、この紅茶の香りが大好きであった。

「特別の店から買ってるの、高いのよ・・・」
イタズラな瞳で言う裕子であったが、確かに美味しかった。

入れ方も上手なのだろうが飲んだ後は何か身体が火照る位、元気になるような気がするのであった。

まあ、それは女になったばかりである春香の身体の変化が、そう思わせる事なのかもしれなかったが。

井上に処女を捧げてプロポーズされて以来、春香の心も身体も急に大人びて微妙な艶が出てきた気がする。

今まで経験の無かった春香は、耳年増の如く雑誌で仕入れた情報を無邪気に裕子などに話していたのだが、実際に体験してみると恥かしさに顔が真赤になってしまうのであった。

戸惑うように答えてくれていた裕子に、今更ながら申し訳なく思う春香だった。

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