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エリート妻色情飼育
第20章 第十八章 裕子
頭がボウッとしてくる。
身体中が痺れた感じがして力が入らない。

「可愛いわ・・春香ちゃん・・・」

裕子の顔が近づいてくる。
心が吸い込まれていく。

「裕子・・さん・・・」
春香の声が途切れていくのだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

「んんっ・・ん、ふぅ・・・」

舌が入ってくる。
綺麗に並んだ歯を押しのけるように開き、春香の舌を探り当て絡め取っていく。

「むむっ・・ん、ふぅ・・・んんっ」

抵抗しようにもガッチリと押さえられた両腕は動く事が出来ず、春香のしなやかな指が宙をさ迷っていた。

(ゆ、裕子・・さん・・・)
春香は言いようのない感覚の中でもがいている。

柔らかな唇の感触が奇妙に心地良い。
裕子の香水の匂いが、形のいい鼻から出される吐息が、春香の感覚を痺れさせる。

「む、みゅ・・んん・・美味しい・・・。
好きよ・・春香ちゃん・・・
んん、ふぅ・・・」

「はぁ・・んぐぐ・・うぅ・・・」

裕子の囁きが春香の心に入り込んでくる。
押さえられた手の指が痙攣している。
興奮で頭の中が沸騰するようだった。

「ああぁっ・・んんっ・・・んんん」
いつしか春香の両手は自由になり、裕子の背中をさ迷っていた。

なすがままに舌を絡めとられていく。
身体中が熱く火照っていた。

「んふっ・・・・んっ・・・」

抵抗する力は既に失せていた。
自分からも味わうように舌を差出していく。

「んむうぅ・・・嬉しい、春香ちゃん」

裕子が唇を強く吸い返す。
官能の波に飲まれていく。

「んぐぅ・・裕子さん、裕子さん・・・」
春香は今、何が起きているのか解らなかった。

只、無性に裕子の唇を味わいたかった。
身体の奥底から湧き上がる感情に支配されていく。

(どう・・・して・・・・?)
喉の乾きが止まらない。

無意識に裕子の甘い舌を探している。
春香の中で何かが動き出していた。
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