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エリート妻色情飼育
第29章 第二十六章 違和感
(す、すご・・い・・・)

小さく喉が動いた。
座り込んだ春香の目線が釘付けになってしまう。

初めてだった。
婚約者である井上のでさえ、はっきりと見た事は無い。

老人とは思えない程の逞しいそれは、深い彫りを作ったカリ首を光らせ太く反りかえっていた。
カーッと熱いものが込上げてくる。

(い、い・・や・・・)
見てはいけない。

だが、想いに反して得体の知れない感情が春香を誘導する。視線を上に辿っていくと、老人は邪悪な笑みを浮かべながら裕子の身体をまさぐっていた。

※※※※※※※※※※※※※※※

「ふっ・・んんっ・・・うっ・・・」
唇の隙間から息が漏れている。

幸造の浅黒い手がまるで蛇の如く白い肌を這っていく。
理不尽な愛撫に裕子は懸命に耐えていた。

声を漏らさぬよう歯を食い縛っている。
だが、しなやかな足は微かに震えていた。

(おネェ・・さま・・・)

春香も耐えていた。
まるで自分が犯されているような気がする。

(ダメ・・いけない・・・)

食い入るように見つめている。
この理不尽な仕打ちに裕子が負けないよう願う。

「あんっ・・あっ・・はうっ・・・」
悲鳴に近い声が漏れた。

「ふふふ・・どうや・・・?」
幸造が楽しそうに笑みを浮かべている。

「気持ち、ええんやろ・・・?」
「んっ・・くぅっ・・・」

無数の女達を漁ってきた男のテクニックは、気丈な裕子の口から声を出させる事など容易い事であった。
皺交じりの指が隆起したバストを微かになぞりながら、ゆっくりと這いまわっている。
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