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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第22章 佳織〜夫の知らない妻
妻に続いて、芳彦が浴室に向かった。

髪を乾かしていた佳織は、鏡に映った男に気づき、思わずドライヤーを止めた。

「夕食はまだなんだろう」

「ええ・・・」

「さっき、旦那とはビールを少し飲んだんだが」

「今夜はもう遅いですし、私たち食事は・・・・」

「簡単なものしかないが、それでいいよな」

「でも・・・・」

戸惑う佳織の姿を、男は観察するように見つめている。

浴室からは、夫がシャワーを浴びる音が聞こえてくる。

「あの・・・、すみません、服まで借りてしまって・・・」

彼の視線から逃げるように、佳織は言った。

シャワーの後、佳織は男に促されるまま彼のシャツを借りたのだった。

「似合うじゃないか」

大柄な男のシャツが、人妻の腰の付近まで隠している。

シャツの下にはブラとショーツしか身につけていない。

白い太腿が露わになっていることが、佳織の鼓動を高めている。

「いい体してるな、奥さん」

佳織は顔を赤らめた。

男の視線が、人妻の剥き出しになった美脚に注がれている。

「いくつだい、奥さん?」

遠慮なく聞いてくる男に圧倒されながら、佳織は答えた。

「今年41になります・・・」

「一番女盛りの頃じゃねえか」

意味深な笑みを浮かべる男に対し、人妻は恥ずかしげに下を向くことしかできない。

シャワーの音が止み、夫が浴室から出てくる雰囲気が伝わってくる。

佳織は早く夫がここに戻ってくることを祈った。

「俺もシャワーに入ることにするか」

男が歩き去っても、佳織は体奥から妙な昂りを消し去ることができなかった。

熱を帯びた躰が何かを欲しがっている。

戸惑いを抱えたまま、佳織は時間をかけて髪を乾かした。

「さっぱりしたかい、佳織?」

「おかげさまで。すっかり生き返ったみたいだわ」

シャワーを終えた芳彦は、畳敷の狭い部屋に座っている妻の姿を見つめた。

「それ、あの人が貸してくれたのかい?」

「ええ」

男物のシャツを着て肢体を隠す妻の姿が、妙になまめかしく見える。

上気した肌を見せつけるように、妻の美脚がシャツの下から大胆に伸びている。

「何だか恥ずかしいんだけど」

顔を少し赤らめて話す妻の姿は、いつも以上に女の魅力を漂わせるものだった。

自分が風呂に入っている間、男が妻の肉体を凝視していたことに、夫は勿論気づいていない。
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