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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第22章 佳織〜夫の知らない妻
かすかに漏れた妻の甘い吐息。

何かが遂に決壊してしまったような妻の危うさが、夫の鼓動を高めていく。

佳織・・・

男に求められるまま、妻の唇が吸われていく。

布団の上で眠ったふりをしたまま、芳彦は動くことができなかった。

網戸の向こうから、夏の夜の熱気をはらんだ風がわずかに流れてくる。

「ずっと待ってたんだろう、俺のことを」

短パンだけを身につけた男の肉体に、欲深い汗が浮かんでいる。

「胸が感じやすいみたいだな、奥さん」

夫に聞かせるようにささやきながら、男の指先がブラの下で突起を探るように動く。

「いやらしい・・・、旦那に内緒で乳首が勃ってるじゃないか、奥さん」

男の舌が妻の唇をこじ開け、強引に中に侵入していく。

「はうっ・・・・」

苦しげな息が、妻の喉奥からかすかに漏れた。

「舌を出すんだ、奥さん」

まぶたを閉じ続けている妻を背徳に誘うように、男が舌を絡めていく。

布団の上で、妻の細い指が僅かに震えた。

佳織、起きているのか・・・

すぐそこにいる夫を嘲笑うかのように、男は妻の唇を音を立てて吸い上げた。

重ねられた唇の中で、芳彦は妻の舌が彼のそれに奪われるのを知った。

「なかなかキスがうまいじゃないか、奥さん」

男のキスを確かに受け入れ、妻は何かに溺れるように自分から舌を差し出していく。

夢を見ているんだ・・・、そうに決まっている・・・・

強引にそう言い聞かせながら、しかし、芳彦は激しく興奮している自分を知った。

男の手が下方に動き、妻の太腿に伸びていく。

「いい脚をしてやがる・・・」

ショーツだけに隠された官能的な妻の下半身。

剥き出しになった妻の内腿を撫でながら、男が指先が隙間に入り込んでいく。

「早く欲しいんだろう」

男の言葉に反応することなく、妻は目を閉じたままで緊張を漂わせている。

男の指先が、妻のショーツに触れた。

隠された人妻の秘密を探るように、男が下着の刺繍を撫であげる。

「もう濡れてるんじゃないだろうな、奥さん」

男の言葉が、夫の混乱と興奮を加速させる。

やめろ、そこは・・・・

「入れてやろうか、奥さんに・・・・」

妻を見つめながら、男は立てた指先でショーツの窪みを深く突いた。

「あんっ・・・・」

肢体を震わせ、妻は夫には一度も聞かせたことのない声を漏らした。
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