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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第25章 涼子〜娘の家庭教師
「さあ、入って」

普段と同じ様子の彼を目にし、涼子もまた、いつも通り振る舞おうとする。

若者はしかし、人妻の緊張にすぐに気付いたようだった。

「お母さん、いつも以上に綺麗ですね」

「あら、いつもが酷いみたいじゃない、その言い方」

「ははは。いつにも増して綺麗だってことです」

迷った挙句、涼子はシックな柄のワンピースで肢体を包んだ。

彼に見せるのは初めての服。

細身ながら美しく盛り上がった胸元、そして丸みを帯びたヒップ。

人妻のそんな魅惑的な肉体を、その服は一層目立たせている。

「今夜のお母さん、すごく色っぽいです」

「もう、優斗くんってば」

大胆な言葉に顔を赤らめながら、涼子は彼をリビングに招き入れた。

「ほんとに今夜は誰もいないんですか」

「ええ。主人は出張で、紗絵はクラスメートと1泊で温泉に行っているわ」

「へえ、うらやましいな」

これなら普段と変わらない。

会話を重ねるうち、涼子はいつもの自分を取り戻していくような気がした。

この間の彼の告白、あれは本気ではなかったのかもしれない。

家庭教師として教えていた女子高生、その母親にまさか性の手ほどきをしてもらうなんて。

そうよ、あれは優斗くんの冗談だったのよ・・・。

「座って。今日は張り切って料理したから」

人妻が彼のために用意したイタリアンのコース。

夫も、そして娘もそれを知らない。

テーブルに前菜を並べ、涼子は思い切って彼に聞いてみた。

「優斗くん、ワインはいかが?」

「お酒ですか?」

「年齢は大丈夫でしょう?」

「そうですね。ワインなんか飲んだことないですけど」

「いいワイン、買ってきたのよ」

普段、ほとんどアルコールを口にしない涼子だったが、今夜のために高価な白ワインを用意していた。

それは自分のためでもあった。

緊張を忘れ、彼と二人きりの夕食をただ楽しむために・・・。

「お母さんが飲むなら、僕も付き合います」

「そう来なくっちゃ」

ワイングラスに黄金色の液体を注ぎ、涼子は椅子に座った。

見つめ合う二人。

「お母さん、緊張してますか?」

彼の熱い視線に、人妻は気付かされる。

先日の彼の告白、あれは決して冗談なんかではないことを。

「ねえ、いいから乾杯しない?」

再び肢体を包んでくる緊張から逃げるように、人妻はグラスを掲げた。
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