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今年も桜見ていいですか
第2章 入学式
おばあちゃんなんて、あまりの凄さに
きょとんとしているのを、通り越して
なんだか、心ここにあらず 状態だ。
『青空のトップって今までは男子しか
いなかったんですよ。
創立五十周年で、今年は女子なんて、
なんだかいいですね。
かなり勉強されたのでは?』
少し長めの黒髪をなびかせながら、
一色先生は言う。
「普通だと思います」
私は、特に勉強をしていると
思った事もない。
小さいときから家にあるのが
小学校から高校までの教科書と
参考書。そして、たまに本。
きょとんとしているのを、通り越して
なんだか、心ここにあらず 状態だ。
『青空のトップって今までは男子しか
いなかったんですよ。
創立五十周年で、今年は女子なんて、
なんだかいいですね。
かなり勉強されたのでは?』
少し長めの黒髪をなびかせながら、
一色先生は言う。
「普通だと思います」
私は、特に勉強をしていると
思った事もない。
小さいときから家にあるのが
小学校から高校までの教科書と
参考書。そして、たまに本。