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第2章 入学式

それ以外のものが部屋になかった

ので、私には勉強という選択肢しか

なかった。


母親の期待に応える為に、

私は小学校四年生で、高校生の

教科書を理解していた。


『不思議な生徒さんですね。

まあ、うちの学校変わっている子多いです

からね。ギャルなのに、勉強が出来たり。』


「はい…」

それは校内に入った瞬間から思った事。

この子たち、本当に勉強してるの？

と疑いたくなる、金髪とか。

ゴテゴテのネイルとか。