この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
学園物えっち短編集
第8章 私の庭
歩き始めようとすると透真さんはスッと手を繋いでくれた。
昨日は歩く時距離取って歩いてたのに!
パッと透真さんの顔を見ると優しく微笑んでくれてドキドキしてしまった。
結愛…透真さんの事すごい好きみたいだけど透真さんの事も譲ってもらうから。
「どこ行きたい?」
「と、透真さんとならどこでも///」
「…じゃあうち来る?」
「はい!」
そうだ…エッチまでしちゃえば、結愛だって諦めるでしょ。
こんな簡単にデートしてくれるなんて透真さん本当は結愛の事飽きてるのかな?
透真さんの家に着いて部屋まで上がらせてもらった。
手を繋いだままベッドの上に一緒に座る。
「透真さん聞いてください!それでね!そのカメラマンのオヤジヒドイんですよ!本当いつも結愛ばっかり…」
昨日は全然わからなかったけど透真さんすごく聞き上手で私は今までの不満が止まらない。
透真さんがずっと手を握ったままでいてくれてそれも嬉しかった。
「…ホワイトデーの時だって私もあげたのに結愛ばっかりお返しもらって……なんで結愛ばっかり可愛いんだろ…」
すると透真さんは私の頭をポンポンと撫でてくれる。
「乃愛だって可愛いよ」
「…そんな事も言ってくれなくてもいいもん」
「本当にそう思ってるから言ってるんだよ」
「だって…今まで付き合った人だって…結愛の事見ると…ふぇッ…私…何言ってんだろ」
こんな愚痴こぼす予定じゃなかったのに…。