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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第35章 《巻の弐―再会―》
「今からもう二十年も前のことになるが、この庵が完成した日、あの人は庭に降りて、夜空を見上げたそうだ。丁度その夜も今夜のような見事な月夜だったという。この山頂から眺める月は格別綺麗なのだなと、いたく感じ入った。その気持ちを寺の名に込めたのだと話していた」
 夢五郎が円い月を見上げながら、淡々と言う。夢五郎の言う〝あの人〟というのが光照を指すのだということは漠然と判る。
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