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incest
第1章 親愛なる兄貴へ
「おまえといっしょだよ。」
恐らくそれは、生まれた時から私に兄がいたように、兄との快楽を求めて崩壊していくのもまた、自ら選択したワケでなく、生まれついての宿命のようなものだ。
だって私はそういう家庭に生まれて。
そういう兄のもとに生まれて。
そういう女に、しつけられてしまったから。
ううん、ちがう。
「愛してる。優人兄ちゃん、愛してるよ。」
歯がまた、首筋に当たる。
「・・・ハハ、俺も愛してるよ。お前には俺しか、俺にはお前しかいないんだから、当然だろ?」
優人と初めて繋がった日から。
首筋じゃないとこについた消えない歯型が私を支配していて。
そこから寂しさが溢れて。
優人を求めて濁っていく手足とは反比例して身体の中心だけが、輪郭をくっきり描いて。
快楽を求めるように、浮き上がって。
理性も常識も太刀打ち出来ないくらいの、おおきな欲望が、くっきり浮き上がった身体の中心から疼いて疼いて、たまらなく、痛くてたまらなくて。
でも、ガブリ!と噛まれたら。
熱が体内に広がれば。
大きい背中越しにそれを感じることが出来れば。
ほかはどんなことだって。
愛とか優しさとか温かさとか。
罪悪感からの現実逃避とか。
私を殴る時の母ちゃんの目とか。
知らない男子校生と駅のトイレでしたセックスとか。
和義の優しいイカないセックスとか。
そんなもの。
私にとっては、最初から、あってもなくても、同じことだった。
血の滲む首筋が、私の生きる日常のスタンダード。
ほんとは感じる必要も気付く必要も悲しむ必要も、何かの感情を抱く必要すらなかったのに。
だって私ね。
「・・・・また中に出したの?」
この痛みと精液の熱を初めて知った時からね。
ほんとは知ってたの。
「・・・・ありがとう。ずっと欲しかったの。これがね、欲しかったの。」
私はね、兄貴に犯された被害者としての妹、じゃなくてね。
「優人兄ちゃんのこれがね、これだけがね、欲しかったの。」
兄とともに快楽を追いはじめた、共犯者である、妹、だってこと。
恐らくそれは、生まれた時から私に兄がいたように、兄との快楽を求めて崩壊していくのもまた、自ら選択したワケでなく、生まれついての宿命のようなものだ。
だって私はそういう家庭に生まれて。
そういう兄のもとに生まれて。
そういう女に、しつけられてしまったから。
ううん、ちがう。
「愛してる。優人兄ちゃん、愛してるよ。」
歯がまた、首筋に当たる。
「・・・ハハ、俺も愛してるよ。お前には俺しか、俺にはお前しかいないんだから、当然だろ?」
優人と初めて繋がった日から。
首筋じゃないとこについた消えない歯型が私を支配していて。
そこから寂しさが溢れて。
優人を求めて濁っていく手足とは反比例して身体の中心だけが、輪郭をくっきり描いて。
快楽を求めるように、浮き上がって。
理性も常識も太刀打ち出来ないくらいの、おおきな欲望が、くっきり浮き上がった身体の中心から疼いて疼いて、たまらなく、痛くてたまらなくて。
でも、ガブリ!と噛まれたら。
熱が体内に広がれば。
大きい背中越しにそれを感じることが出来れば。
ほかはどんなことだって。
愛とか優しさとか温かさとか。
罪悪感からの現実逃避とか。
私を殴る時の母ちゃんの目とか。
知らない男子校生と駅のトイレでしたセックスとか。
和義の優しいイカないセックスとか。
そんなもの。
私にとっては、最初から、あってもなくても、同じことだった。
血の滲む首筋が、私の生きる日常のスタンダード。
ほんとは感じる必要も気付く必要も悲しむ必要も、何かの感情を抱く必要すらなかったのに。
だって私ね。
「・・・・また中に出したの?」
この痛みと精液の熱を初めて知った時からね。
ほんとは知ってたの。
「・・・・ありがとう。ずっと欲しかったの。これがね、欲しかったの。」
私はね、兄貴に犯された被害者としての妹、じゃなくてね。
「優人兄ちゃんのこれがね、これだけがね、欲しかったの。」
兄とともに快楽を追いはじめた、共犯者である、妹、だってこと。

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