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incest
第1章 親愛なる兄貴へ
そのあと和義は口を訊いてくれなかった。
私のこと軽蔑したのかも知れない。
別にどうだっていいけど。

次の日の夜、和義は飲み会で珍しく遅く帰ってきた。
べろべろに酔ったまま風呂に入って、出てこない。
母ちゃんとばぁちゃんは無論夢の中だ。

さすがに和義にまで死なれたら話にならないから風呂場を覗くと、和義が湯船に浸かりながら号泣していたからびっくりした。

「あの、大丈夫?」

と声を掛けると和義は、

「マオ、帰ってきてくれたのか!」

と言って急に湯船から出てきた。
私を誰かと間違えているらしい。
重症の酔っ払いだ。

初めて見る和義の逞しくて毛深すぎる裸体にぱっと目を背けて出ていこうとした時、和義はびしょびしょの身体のまま私を抱き締めてきたから声も出ないくらいびっくりした。
しかも勃起していた。

和義は何度もマオごめんマオごめん、なんでもするからもう出ていかないでくれと泣きながら私の服を脱がせてきた。

はっきり言って恐怖だったが、同時にちょっと面白いかもとも思い、部屋に行こうと誘うと和義は素直に応じてフラフラになりながら身体を拭いて私の背中にフラフラと続いた。
部屋に行けば和義とセックスする流れだとは分かっていたけど、マオマオと言う和義が面白くて続きを知りたかったのだ。

和義の発言でだいたい予測出来たことだが、マオというのは和義の元カノらしい。
どうやら年下で、和義にとっての初めての彼女、すなわち童貞を卒業させてもらった女で、よっぽどぞっこんだったらしい。

和義は身体中に酒臭い口でキスして、しつこいくらいクンニして、頼むから別れないでくれと100万回くらい言って、愛してる好きだマオ大好きだと500万回くらい言いながらストロークしていた。

マオはなぜここまでベタベタに尽くす男を捨てたのか分からないが、まぁまぁ悪くないセックスだった。

優人以外で初めて経験する男がこれまた実の兄貴だなんて、とんでもない話だけど。

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