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秘蜜に濡れて
第10章 suger&spice
引っ掻かれ、捏ねくり回されると、あいりの口からはくぐもった声が漏れ、身を捩る。

右手が脇腹からお腹を這い、太腿を撫で回してから秘部に触れた。

レースのショーツには下着としての役割などない。

リボンで結ばれた箇所は二つ。

一つは割れ目の上真ん中、もう一つは花芽の辺り。

裂け目から蜜を掬い取ると花芽に塗り付けた。

「…ん、はぁ…!…ぁあん…」

結び目の上からぐりぐりと押し付ける。

「っや…ぁんん…っん…」

解放された唇からは悦楽の声が止めどない。

ソファーから降りた撥春がラグに膝をつく。

「…あいり、ここ凄いとろとろ…あいりの蜜でリボンの色が変わっちゃってる…」

「言わ、な、いで…ぇ…」

「物欲しそうにひくひくしてる」

「…っやぁ…」

見上げる撥春の目の奥にも欲情の火が揺らめいていた。



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