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第2章 月下美人　－臆病な愛－

「りさ、っりさ」

達しそうになるときは、りさの名前を何度も呼んで手を止めさせる。

「イきそう？」
「これ以上されると…イきそうだよ。今度は…、りさの番だよ」

そういうとりさの服をひとつひとつ脱がしてゆく、すべて脱がされ恥ずかしくて両腕で体を隠す。
工は自分の指を濡らし、そして閉じた場所を優しく開かせ熱く熟した場所へ指を忍ばせた。

「あっ、やだ」
「いきなり過ぎたかな、ゆっくりするから大丈夫だよ」

濡れたそこはぬるっとした工の指を滑らせ膣中へと簡単に工の指を招き入れた。
だが、りさの反応に工は指を引っ込め、今度はクリトリスを撫でた。

「ひゃぁっ、そこ」

クリトリスを触られるとビクンビクンと跳ねるりさの反応が好きな工は、そこを撫でて刺激を与える。

「あ、あっ、」

クリトリスを触られると、りさからは喘ぎ声しか出てこなくなる。
慣れた頃にそろっと工の指が膣へとゆっくり挿入させていく。
いつもこの最初に入れられる瞬間が感じるけど、違和感がして体が強ばり、工はそれをまだなんだと思いまたクリトリスを撫でることに変える。
本当はそのまま指を押し入れてほしいとりさは思うが、言えない。

「ん、んぁ、あ」

クリトリスを触られるのは好き、だけど工の愛撫ではイくことはできず生殺し状態が続いてしまう。
さらに時間を掛けて弄られそろそろクリトリスだけじゃ感じ方が違う反応をする頃に、工の指は膣へとまたゆっくり挿入する。