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刑事とJK
第41章 船上の殺人事件




斉藤は江口を探した



江口は妻の手を握って震えていた


シゲもその近くで目を光らせている




「江口社長」




斉藤の呼びかけに、
江口はビクッと反応した



「さ、斉藤さん…」



「藤野はどこへ?」



「ち、治療室だとか…」



「そうですか…
心配だから見に行きましょう」



「え…あ、はあ…」


斉藤は強引に江口の背中を押し、
治療室へ向かった



シゲも後をついていった





――――――――――





「藤野、大丈夫か?」



「正直、痛いよ」



藤野は腕に包帯を巻かれている最中だった



「これ」



そう言って、斉藤は机の上にポンッと銃を置いた



江口も治療員も驚いた



「会場に落ちてた。
凶器はこれだろうな」


「…そうだな」




「何で銃なんかが…!?」



「予告通りですよ、江口さん」




藤野はそう言って、江口の顔を見た




「予告通りって…、
まさかあなたたちは…」



「中央区本部の刑事だ」



斉藤は刑事手帳を見せた



「け、刑事さん…!?」



「あなたからの依頼があったので来ました。
やっぱり命を狙われてますね」


包帯を巻き終えると、
藤野は上着を羽織った





「な…なんで私が…」



江口は頭を抱え、膝をつく




「捜査にご協力お願いします」




斉藤は江口を椅子に座らせた








「んじゃまず、このパーティーの出席者で
江口さんに恨みを持ってる人、思いつきますか?」



「…さすがにこの地位にまでつくと、
皆から恨まれている気がするよ」



「ほとんどが知り合いっすか?」


「いや、そう多くはない」



シゲは会話の内容をメモしていく



「その名前、全員挙げてってもらっていいっすか?」



「ああ…確か――――」







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