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刑事とJK
第57章 破壊




刑事、警察

全てを潰しに掛かる…ということは、
こそこそ隠れるつもりはない
ということだ



つまり、ただの復讐か何かを考えていて

事が起こった後のことは、
どうでもいいという考え方の集団…





「…そういう奴らは、
何しでかすかわかんねぇからな…
当たって砕けようとする奴らに、
説得なんかは効かねぇ」




「まぁ、そうとれるかな?
とりあえず、一週間後に備えて
俺たちがどう対策を取るか、だな」




「待ち構えるだけってのも癪だからな…
調べてみっか」




斉藤は膝を叩いて立ち上がった



「今回は、俺を良いように
使ってくれていいぞ?」




「いつも使ってやってんだろ」





「…ふっ
まあな」







―――――――――――





―――――――――――






ここはあたしの部屋



よくわかる

だってあたしの部屋だもん





斉藤は、いつも部屋の真ん中に立っている





お決まりの、だらけたスーツ姿で

仏頂面…





でも、あたしは知ってるの





このままだと、
斉藤は消えちゃうってこと…





怖くて怖くて



あたしは動けない



それでもやっぱり、
斉藤に手を伸ばそうとするの




怖いけど、



ゆっくりと手を伸ばすの








もう少しで届くところで


斉藤は消えてしまう





するとたちまち、

部屋は白黒のモノトーンに変わる




続いて地面から、

バラバラと崩れていく…





床も家具も天井さえも…






そして後に残るのは






あたし






だけ




















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