この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
刑事とJK
第58章 4つの事件



―――――――――――





コツコツという靴の音だけが、
廊下に響き渡っていた




「…」




南は慎重に足を進める




階段を上がり、
一階一階隈なく見ていった



ほとんど廃屋状態のビル



辺りには、
埃がすき放題積もっている



また階段を上がり、奥へ突き進んだ







「あれ?
誰だよ君?」





南は驚いて声の方を振り向いた



そこには、
そこそこしっかりした服を身にまとった男がいた






一見、男前に見えるその顔には
殴られたような跡がある




「…お前こそ、誰だ?」



南は身構えた



「君は、斉藤じゃないよね?
誰だよ?」



また、逆に問われた




「俺が誰だっていいだろ?」



「良くないよー
こっちは斉藤に用があったのに…」



男は残念そうに笑った




「…飛鳥はどこだ?」



南の質問に、
男は目を開いた




「飛鳥…?
君、あの子の何なの?」




「なんだって構わないだろ」




男はポンと手を叩いた



「あの子の恋人かなんかは、
もしかして君なのか!!」



「だったら何だ?」




「こりゃ失敗だー
やっぱりゆうひちゃんを
連れて来るべきだったなー」




「…ゆうひちゃん?
あの子を知ってるのか?」




「まあね…」




男はその場にあった
古い椅子に座り込んだ




「それで、飛鳥はどこだ!?」




「言うわけないだろ?」




男はニヤッと笑った










/1153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ