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刑事とJK
第66章 刑事始動





今の舞さんには、
ちゃんと旦那さんがいるんだ…




これが彼女の幸せなら、仕方ない…






そう思い、お節介かもしれないけど
これだけ三宅武志さんに言おうとしたんだ





"どうか舞さんを、幸せにしてあげてください"



って…








そう伝えたかったために、
前もって、夜の12時に

会ってくれるよう三宅武志さんに頼んでおいたんだ










「でもね…、僕は見たんだ、僕は聞いたんだ…
三宅武志っていう男の本当の姿を…」








昨日の夜の11時前、トイレに行ったとき



浜辺で三宅武志とゆうひさんが
喋っているのを見かけてね




変に思って様子を窺ってたんだ




すると三宅武志はこう言った、

"舞との結婚は望んでなかった"
"舞は軽い女だ"


と…






それだけで収まらず、
三宅武志はゆうひさんにまで手を出そうとしたんだ…












こんな男に…






舞さんの幸せなど、
保障できるわけがない





それ以上に、舞さんを不幸に陥れるに違いない…
















それはだめだ












なんとかして
なんとかして
なんとかして…





止めなくちゃ…







それから僕は、
アンソニーさんの元から包丁を一本盗んだ




上手くいくか、わからない




とにかく、あの男を何とかしなくちゃ…







舞さんは…


















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