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刑事とJK
第67章 お土産は?




チャリン

チャリン




「っと…ブラックブラック…」




斉藤は自販機を指差して、
ブラックコーヒーを探した



あった


と、ボタンを押そうとした瞬間、
押す前にガシャンと飲み物が落ちた





「は?」



ふと右向くと、
自販機のボタンを押している男の姿が目に入る





「南…てめぇ何しやがんだ…」


「お前には水で充分だ」


と言いながら、水を渡してきたのは
南輝基(ミナミ テルモト)



オレは、ほんっとにこいつがでぇっっきれぇだ






「金返せよ」



「お前にコーヒー飲む権利はない」






バチバチと火花が飛ばんとするほどの
眼力で睨み合う





「どんな権利だ…
てめぇには泥水でももったいねぇくらいだよ」



「言ってること、わけわからん」





バキィッ!!!





…また始まっちまった






南が絡むといつもケンカになる








「おーおー、やってるやってる」

「また斉藤と南かー…」





相変わらずギャラリーは集まるが、
誰も止めようとはしない






毎回決着はつかない


同じくらいで体力が尽き、
ダウンしてしまう






「てめぇは何でいっつもいっつも…」



「お前のアホ面が気に入らなくってな…」



「アホ面はてめぇだ、タバコくせぇ…」



「次は…絶対泣かせてやる…」



「こっちのセリフだ」





そのまま、また仕事場に戻る














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