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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター





「どっからそんな話が出てきたんだよ?」




「向こう側がいきなり話を持って来たんだ
5000万で土地を分けてくれとな」




『5000万!!?』



「…っつぅことは、それ以上のもんが埋まってんだな?」



「私もそう考えたから、
あの男の話を断っている」




若干、お互いの意見が一致した気がして
二人は不快そうな顔をした




「でもよ…徳川埋蔵金の話自体、信じられんのか?」



「大昔の文献に書いてあった。
実際目の前で見せられたからな」




「それが偽物っつぅことは?」




「ないだろう。
ここまで大きな嘘を、5000万を払ってまで
付く必要がない」



たしかに、言われてみたらそうだな




「ジジイは探そうとはしねぇのか?」




「してるさ
だが、あの広い範囲を
老夫婦だけで何とか出来ると思うか?」




「思わねぇ」



「だろう」




今度は4人全員で溜息をついた






「実はな…」



と、源十郎は切り出した





「明日、藤野君と真理子が家に来るんだ。
ちょうどいいから、一緒に宝探しでもやらんか?」




「頼んでんのか?」




「いいや、頼んどらんよ。
だが、もし本当に埋蔵金を見つけられたら、
分け前をやろうと思ってな」



「いくら?」

「お前にはやらん、ゆうひさんにあげるんだ」




『ほんとですか!?』




「ああ、全体の1割をあげよう」



斉藤は口を挟んだ



「はあ!?
たったの1割!!?」



「不服なら、別に
この話はなかったことになるな」



源十郎はにんまり










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