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刑事とJK
第79章 刑事危機





「何だ?」




部屋に飛び込んで来たのは吉川



「中島さんが…呼んでる」




「ああ、わかった」




吉川は肩で息を切らしていた

何もそこまで必死にならなくても…
と少し笑ってやると




「中島さん…絶対キレてるよぉ…」


「え?」



「とりあえず早く行った方がいい!!
早く!!」



「わ、わかった」



斉藤はダッシュで室長室に向かった









ガチャ


「失礼します」


室長室に入ると、
中島は机に肘をついて待っていた


足を進めて中島の前に立つと、
中島は口を開いた








「クビ」






「え」






「斉藤君、今日からクビ」





「クビ?」






突然のことすぎて、
斉藤は状況が理解出来なかった






「クビって…クビっすか?」




「クビ」



「あのクビ?」




「クビ」




「…ま…待ってくださいよ…
どういうことっすか…」




「クビったらクビ」






ダンッ


斉藤は机を叩いて言った




「わけわかんねぇっすよ!!
何でこんな急に…!?」


「クビだから」




「理由を教えてくださいよ!!」




「決まったことだから。
明日から来なくていいよ」




「理由をって言ってんすよ!!」




「クビ」



「…」





斉藤はもう何も言わずに後ろを向いて
室長室を出て行った











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