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刑事とJK
第83章 仲間

――――――――――



「お待ち…ください…」




男はどんどん歩いて行く




「お…待ち…」





アミューズメントパークのすぐ隣にある大きな公園まで来た




「お待ちください!!!」






千花は必死になって、歩いていく男の腕を掴んだ



とその瞬間、
男は千花の肩を掴み、公園の脇に植えてある木に押しつけた





グンと顔が近づき、その距離約3cm…





「…!!///」



「久しぶりだな、小さいお姫さん」




「あ…あなた様は…」





やっぱり、あの時の…





「覚えてたか
そんなに俺とのキス良かった?」





男はペロッと舌なめずりをした





「ふ…ふざけないでください!!」





千花は男を突き飛ばした



「うお、狂暴」



千花は男を睨みつけた






この男は、いつの日か千花と子供たちを誘拐した人間だった


逃がしてくれると言って、去り際に無理矢理キスされたのだ






「それで睨んでるつもりかよ?
全然怖くねーし、むしろ可愛い(笑)」




男は千花の顔を指で撫でた




「今、警察の方がたくさんいらっしゃいますから…
今すぐ突き出します!!」





「だっはっはー!!
何言い出すかと思えば…あーあ、おチビには無理な話だ」




「おチビ!!?」




「やってみな、警察にチクろうとした瞬間、またさらってやるからよ」





男の発言に、嘘は感じられない…




「…」




千花は悔しくなって、下唇を噛んだ











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