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淫らなカンケイ
第1章 暗い暗い空間で
「んっ!!んー」
ユミの声を殺した喘ぎ声が、暗くて狭い空間に響いた。
皮膚と皮膚が激しくぶつかる音。
ユミの苦しそうな声が、しばらく続いたあと、
上りつめていく感覚に耐え切れなくなったユミが切れ切れの声で言う。
「もう…。ダメ、私、いくっ……」
「あぁ……。俺もいきそ…」
マサルはそのまま力強く挿入を繰り返す。
「あぁ、ダメ、ダメ! いく! いくっ…!!」
ひときわ甲高い喘ぎ声とマサルが急いで抜き出したのは同時だった。
ユミはうつ伏せの状態で崩れ落ちた。
「やっべー俺すぐいっちゃった。もう一回する?」
と言うとマサルはユミの隣に寝そべる。
「え。ムリだよ……。ちょっと待って」
すぐにユミの乳首をつまみ始めたマサルの手を制しながら、
ハァハァと二人の荒い息づかいだけが暗闇の中に響いていた時、
遠くから人の話し声が近づいてきた。
「えっ、ここ?
嫌よ。こんな所で。」
と女の声だ。