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他人の妻、親友の夫
第4章 未達の悦び
散々乳首を弄んだシャワーは徐々に下半身へと降りていく。
腹からへそ、その下の茂みを揺らし、開いた脚の付け根へと。

「あっ……」

水の勢いに圧された瞬間、理依は身体を怯えたように震えて少しだけ腰を引いた。
もう片方の手は完全に芯を成した乳首を摘まんでいる。

シャワーの放出口はコーヒーをドリップするときのような緩やかさで円を描いていた。
声を堪えて彼女の顔は自然と顎を引きうつ向いていた。
濡れた髪が数本の束となり、その先からぽたぽたと水滴を落としている。
その滴りが背徳的な美しさを醸し出していた。
乳首を揉む指は激しさを増し、根本を揉んだり、引っ張ったりと忙しない。

髪に邪魔されて見えづらい横顔に秋彦は視線を注ぐ。
薄く開いた唇の隙間から見える強く食い縛った歯が、妻の快楽の強さを物語っていた。
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