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こんにちは。


　ソンがチェスンに惹かれる理由も何となく理解できるような気がします。


　国王といえども、人間です。
　いえ、若くして重責を担うからこそ、余計に落ち込むことも多いでしょう。
　チェスンは女官という立場ながら、ソンの心にそっと寄り添い、
　時に直裁な言葉で厳しく、時に母のように優しく孤独な王の心を慰めます。


　心からソンを思っての言葉だからこそ、ソンにとってチェスンの言葉は心に響くのです。


　ソンが彼女を欲しいと思う気持ちは、最早、「恋」から愛情に近いものになりました。
　国王としても、これほどの器を備えた娘を中殿に迎えるべきだ思い、それは理性的な判断です。


　一方で、そんな綺麗事の裏ではやはり彼女を早く自分のものにしてしまいたいとい
　男の欲望が燃えさかっていて－。


　しかし、ソンのそんな一途な恋情に対してチェスンの答えは素っ気ないものばかりで？

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