書籍化作品 詳細ページ
感じさせて
くらうさ
イラストひだかなみ
発売日 | 2015/7/1 |
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出版社 | 一迅社 |
本体価格 | 1,200円 |
電子書籍は価格が異なります |
ある主婦が、裏ビデオにスカウトされた
『愛されないゆえの淋しさから私が選んだのは、愛をくれる彼――』裏ビデオにスカウトされた主婦の私。
無関心な夫に寂しさを感じていた私は、誘いに応じてしまう。
さらに気に入ったというシンヤからの熱心なアプローチもあり、夫であるトオルとの関係修復を望みながらも、シンヤにも惹かれ、密会を重ねてしまう。ダメだとわかっていながらも、会いたい気持ちを押さえられずに、今日もシンヤに与えられる快感に溺れていく――。
ひとりぼっちなうさぎと子犬のように無邪気な年下青年の、切なくも甘い物語。
作者からのコメント
「書籍化なんて無理だけど、本棚に大切な自分の作品を並べてみたいな…。自分でコピーして、製本しちゃおうかな~(笑)」
『俺、コピー手伝うよ!!』
『ホッチキス、私手伝う!!だから、私にも一冊下さい!!』
まさか、あの日の夢が叶うことになろうとは…。正直、まだ実感は湧いていないんです。でも、書店に並ぶ『感じさせて』を目にした時、私はきっと立ち尽くしたまま、感動の涙を流してしまうでしょう……。
そんな涙を流せるのも、執筆中、心折れそうになった時やプレッシャーに押し潰されそうになった時、いつも温かく見守り、そして応援して下さった読者の皆様のおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました。
さて、そんなこんなで私、書籍化活動初体験をしたわけなんですが……正直、葛藤と疲労、そして勉強の日々でした。
ザ・携帯小説。これ、私の特徴だと思っております。それなのになんと!縦書き小説にて書籍化!とゆー未知の世界へと足を踏み入れてしまったんです(苦笑)
無知で文章力のない私が、小説?!しかも縦書きなんて…「くらうさワールド」無くなっちゃうんじゃ……凹。
はい、かなり戸惑いました(汗)
途中、自信喪失にも陥りました(涙)
けどね、葛藤しながらの編集中気付いたんです。当たり前のことなんだけど、画面でスクロールする世界と、紙をめくるという視界の違いを。携帯小説には、携帯小説にしかない独特な魅力があるけど、書籍にも、書籍にしかないたまんない魅力があるのだと。
だから、くらうさワールドそのままに、胸熱くする素敵な一冊を作りたい‼︎と思いはじめ、出版社の方に色々教えて頂きながら、一心不乱に作業を続けた日々でした(笑)
切なくて泣けて焦らされてキュンキュンして、まさかの急展が待っている。不倫というありきたりな雰囲気から始まりながらも、魅力的な登場人物に引き込まれ、後半はスピード感と感極まる世界に浸っていただけると思います。
加筆は少ししかありませんが、余計な部分を削ぎ落とし、読者の方が流れるように読める作品に仕上がったと思っています。
そしてそして、表紙がたまらなく素敵です(*´ω`*)表紙に関しての感想等は、あとがきに書かせていただいております(* ´ 艸`)うふふ。
最後になりましたが、読者の皆様、お世話になった運営の方々、そして、ダメダメなくらうさの担当をして下さった一迅社の皆様、本当にありがとうございました!!