書籍化作品 詳細ページ
近くて遠い
奈々
イラストまいね
発売日 | 2015/10/31 |
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出版社 | 一迅社 |
本体価格 | 1,200円 |
電子書籍は価格が異なります |
権力、金、過去、愛、すべてが三人の運命を惑わす──
『近づいたら遠ざかるこの心の距離はどう縮めていけばいいの――?』病気の母と幼い弟をもつ17歳の真希。
年齢を誤魔化して働くキャバクラの常連客の光瑠と、多額の借金返済を条件に契約結婚することに。
だけど真希には想いを寄せる人がいた。
それは、ある雨の夜に出会った名も知らないまま別れた青年。
それでも、オレ様だけど不器用な光瑠に心を開いていく真希だったが、光瑠の元秘書として紹介された青年・関根要は、真希が一目惚れをした人物で……!?
オレ様社長×不憫な少女×優しい秘書の青年が織りなす感涙必至の、ピュアな純愛物語!!
作者からのコメント
この度、一迅社様にて『近くて遠い』を書籍化させていただくこととなりました。本当にありがとうございます。
原作書いていた2年前。浪人生活を送っていた私は将来が不安で、このままでいいのかと毎日不安定に過ごしていました。そんな中、この作品を書いている時だけは本当に幸せだった事を覚えています。皆様が反応して下さるのも嬉しくて、胸がいっぱいになりました。あの苦しかった時期を乗り越え今があるのは、この『近くて遠い』を通じて応援して下さったファンの方々と読者の方々のお蔭です。
そんな強い思い入れのある作品に頂いた書籍化のお話。最初は全く理解出来ず呆然としていました。コンテストには応募したものの、受賞はしていませんで、連絡を頂いた時は本当に運営の方なのか不安になってしまい失礼な態度を取ったことと思います。本当にすみません……。そして、最後まで丁寧なご対応、本当にありがとうございました。
そして、表紙を描いてくださった、まいね様。私の中の光瑠・要・真希まんまのイラストに本当に感動しました。色々とわがままを言ったにも関わらず全て反映していただいて本当にありがとうございます!
さらに編集作業について。(原作を読んでくださった方は何となく分かってくださると思いますが……)原作はとにかく長い!笑 指定ページ数の約2.5倍ほどあり大幅オーバーしていたがために色々とカットしたり設定を改め直したりした部分がありました。『こんなに変更したりカットしてしまって大丈夫なのか不安です……』と泣き言を言った私を的確なアドバイスと共に励まして下さった一迅社の担当者の方、本当に助かりました、ありがとうございます。
と、考えれば考えるほど様々な方々への謝罪と感謝しか浮かびません……。
たくさんの人々の助けによって生まれた新しい『近くて遠い』と原作の『近くて遠い』をこれからも皆様に読んでいただけたらとても幸せです。
そして、この気持ちを忘れずにこれからも書くことを続けていきたいと思っております。
皆様、本当に本当にありがとうございます。
たくさんの感謝を込めて……。
奈々