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防音室で先輩に犯されて
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乃ノ花

(笑ってるけど、でもやっぱり、寂しそうだな)

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夜の暗さか、周りの喧騒がそう錯覚させるのか

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乃ノ花はおもむろに、彼が立つコンビニへ足が向きそうになった。

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乃ノ花

(…!だめ)

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だがすぐに思い直す。

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乃ノ花

(椎名先輩には、関わっちゃだめ…)

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今の…スマホ越しの声がどこか寂しそうでも、かけられる言葉が優しくても、椎名の本性を忘れてはならない。

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乃ノ花

(それに、椎名先輩にはわたしと違って友達がたくさんいる)

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乃ノ花

(寂しそうなんて、思うほうが変だ)

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乃ノ花は再び、家に向かう方向に歩き出した。

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