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プールサイドの毒牙 〜ヤリチンの先輩たちに寝取られた彼女〜
281
苛立つ和馬を、美緒の右肩越しに眺めながら、高崎は呆れたように呟く。
282
高崎
“彼氏”のくせに、応援してやろうとは思わないのか……?
283
和馬
(…………)
284
高崎
でも……俺だって、和馬以上に美緒に怒ってるんだぜ?
285
和馬に向けられていた高崎の視線が、美緒の横顔へと移った。
286
美緒
あ、あの……?
287
和馬が目を覚ましてから、ずっと俯いて“ダンマリ”だった美緒が、顔を上げて久しぶりに口を開いた。
288
美緒
どうしてですか……?
289
美緒
私……恭平先輩を怒らせるようなこと……何かしましたか?
290
不安そうに訊ねる美緒の耳元で、高崎は――まるで子供におとぎ話を聞かせるような口調で――語り始めた。
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