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「愛」という言葉に、美緒は戸惑いの様子を見せた。

やはり和馬の存在が気になるのだろう。

昨日の喧嘩の件はあるとはいえ、和馬は美緒の歴とした“彼氏”なのだ。

“彼氏”の目の前で、他の男に「愛」を囁かれたのだから、困惑しても無理はない……。

高崎への苛立ちを募らせる和馬を嘲笑うかのようだった。

美緒のへその両側に添えられた五本の指が、豊満なバストの上て佇む乳首を目指して、美緒の肌の上を滑り始めた……。

五本の指は、やがてバストの上に辿り着いた――。

双方のバストの上で、柔らかく立った五本の指が、勃起した乳首をそれぞれ取り囲む。

高崎がひとつ呼吸を挟んだ後だった。

高崎の右手の薬指がしなやかに折れ曲がって、美緒の乳首を弾いた。