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プールサイドの毒牙 〜ヤリチンの先輩たちに寝取られた彼女〜

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目の前にいるのは、やっぱり美緒らしい。
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全身の痛みに耐えながら、和馬は椅子から立ち上がろうとした――が、立ち上がるどころか、背中に回った両手すら動かすことが出来ない。
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どうやら、両手は“後ろ手”にされて縛られ、さらには左右の足首も椅子に括りつけられているようだった。
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もちろん、全てが滝沢晃と高崎恭平の仕業であることは、容易に推測できた。
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二人はどちらも二年生――つまりは和馬の先輩で、一応は水泳部の部員である。
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ここでわざわざ「一応」と付け加えなければならないのは、二人がいわゆる“幽霊部員”だからだ。
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遅刻や早退、無断欠席を日常的に繰り返している。
顧問の管理の甘さに漬け込んで、名簿の上で籍を置いているだけの部員だった。
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和馬の推測が正しいことを裏付けるように、二人の声が聞こえてきた。
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晃
やっと目を覚ましたみたいだな……?
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恭平
長い“お昼寝”だったな……?
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