この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼のお兄ちゃん
101
涼太
次の電車まで時間あるし、俺が車で送って行ってやるよ。その方が早く帰れるだろ。
102
小春
っ…そ、そんな…!迷惑、ですしっ…!私は…、電車で帰りますのでっ…!
103
涼太
遠慮すんなって。ほら、行くぞ(小春の腕を掴み)
104
玲央
ちょっ…、兄貴!小春の許可も取らずに、勝手なことするなって!
105
涼太
許可なら後で取るからいいんだよ。お前は大人しく留守番してろ。
106
玲央
あっ!…おい!待てって!
107
バタンッ ──
108
小春
ちょっ…!なに、するんですか…!私は、電車で大丈夫ですってば…!(涼太の手を振り解こうとする)
109
涼太
うっせーな。いいから乗れって(助手席に小春を押し込む)
110
小春
(っ…この人とは、二度と二人きりにならないって、決めたのに…!)
クリックして次のテキストを表示